REBTについて

責任の生成という書籍

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昨日、届いた「責任の生成」を100ページくらい一気にまで読みました。自分の中でのパラダイムが大きく変わるのを実感しました。当事者研究という分野の書籍です。問題の外在化がなんで必要なのかという関心を持って、読んだのですが、実に大きな気づきを与えてくれる書籍です。人間は問題を自分のアイデンティティとしてしまうと、その問題を理性的にとらえることが出来ないということ、責任を追求すればするほど、責任ということをしっかりととらえられなくなる。そして、それは、実効性としては、無意味でがあるということ、自閉症スペクトラム障害と言われる方々に外在化は、きわめて有効に寄与しているということ、おそらくそれは、多くの人にとっても有効であろうことを感じさせてくれる良書です。

REBTでも、論駁の段階で、「この」イラショナルビリーフは、目標を達成するのに役立ちますか。と質問をしますが、その時、イラショナルビリーフを外在化するのと、「あなたが持っている」イラショナルビリーフは目標達成をするのに役立ちますかということの違いは、重要だなと改めて認識しました。また、更に言うのであれば、道徳的な考え方では、何も解決しないという思う想いを強くしています。責任を追及する、道徳的なことを言って、あなたには、問題があるということに意味は、ないように改めて感じ始めています。そうではなくて、むしろ、そのイラショナルビリーフは…人生にとって得なものなのでしょうか。それとも損につながるものなのでしょうかという問いこそが大事なのだ。道徳的に正しい、ただしないなどと言ってもあまり意味がない…それは、その人に責任を持てと言っているに過ぎないのだから。

説明もなしにいろいろと書きましたので、分かりにくいかもしれません。ではなくて、絶対にわかりにくい!と思います。是非、書籍に触れてみてください。とても、ワクワクしながら、読んでいます。世の中には、素晴らしい研究をする方がいるのだなぁとちょっと羨ましく感じたりしています。でも、私には、私の道があるということで…

書籍名は責任の生成 國分巧一朗、熊谷晋一郎氏の著作です。
また、昨日は、REBTの学会の東京支部が開催されました。その中で、メンバーの小杉さんが経営するグループホームの
動画を紹介して下さいました。https://www.youtube.com/watch?v=YL_YImaqsww フラミンゴ失調症という
タイトルで、シリーズは、5つあるようです。
人に優しくありたいものだ考えるこの頃です。

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