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コロナウィルスの時を生き延びる

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コロナウィルスについて心理的側面から想う事を書きます。

農業は、自然によって左右されます。雨や台風の時期には特に忍耐が必要だと思います。人間だけの力ですべてが出来る訳ではありません。しかし、毎年、収穫を目指して希望を持ち続けるからしていけるのだと思います。何もかも自分でコントロールできる訳ではないとコロナウィルスは、教えてくれているのではないかと思います。

こんな時こそ、協力的な生き方をしたいものです。

なぜか、日本も能力至主義的な雰囲気になってきています。これは、私は良いことではないと思っています。

今こそ、能力至上主義の価値観を変える必要があると思います。

アドラーは、共同体感覚と言いました。

この共同体感覚とは、ゲゼルシャフトではなくゲマインシャフトを指しています。

ゲマインシャフトとは、家族や村落の共同体です。家族の中では、誰が偉いと競いあったりはしません。でも家族の為に何が出来るかを考えて行動します。

一方で、

ゲゼルシャフトは違います。契約共同体です。一般的には、会社を代表してゲゼルシャフトと言いますが、私は日本の企業は創業期、ゲマインシャフト感覚でスタートしたのではないかと思っています。

家族が食べていくために。仲間と一緒に食べていくために。が根底にあると思います。

ゲゼルシャフトは、私はこういうことをしたのだから、いくらの報酬をもらって当然とする考え方の事です。金の切れ目が縁の切れ目です。

ゲゼルシャフトでは、信頼関係を築きにくい。精神的に貧しい考え方です。

だから能力だけが重要と言う社会には、希望はないと思います。しかも、それは内部競争主義に陥りがちです。つまり神経症的な社会になりやすくなるわけです。

結果として「ゲマインシャフト」の方が人の能力をあげるのではないかとすら思います。自分のための努力ではなく、自分以外の人のための努力の方が、あまり神経症的にならずにイキイキと努力が出来るからです。

ゲマインシャフト感覚は、人の心を豊かにします。そして、心理的安全性を高めます。だから、イノベーションも起こりやすくなります。挑戦したいという気持ちが自然と生まれるからです。人間は、人に強要されて挑戦するものではありません。

ひとりひとりの認識がコロナウィルスによって変えられたら良いなぁと思います。もちろん私自身も含めて。

ゲマインシャフト感覚で生き残りましょう

カウンセリングブログを書いています。是非ご覧ください。

日曜日の昼下がりに書く

 

 

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