REBTについて

問題の内在化と外在化

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あなたは、○○の傾向がありますね。あなたは××障害です。…こういう考え方を問題の内在化と言います。最近、ナラティヴセラピーを学び始めていて、大きな衝撃を受けています。それは、外在化という考え方です。

子供に対して、この子は・・・私は、名前を伸彰と言いますが、

「伸彰は、内気でいつも引っ込み思案でダメなんです。」

「伸彰は、怒ると手が付けられなくて・・・困っています。」

「伸彰は、勉強をしない子供なんで、いつも学校で置かれていくのです。」

・・・・と言われたらどうでしょうか。辛いものだと思いませんか。しかし、これを・・・

外在化して

「引っ込み思案は、伸彰に影響を与えています。」

「怒りが伸彰を動かしてしまって、伸彰も、私たち親も困っているのです。」

「『勉強したくない』は、伸彰を勉強させないのですが、この『勉強したくない』に対して、私たちは、どんな対策をとったらいいと思いますか」…と本人(…つまり伸彰)が聞いたらそんなに嫌な思いはしないで済むわけです。

一寸言い回しが、変ではありますが…。この発想は大切です。つまり、外在化は、人と問題を引き離すのです。引き離されることによって、人は、問題との関係性を冷静に考えられるようになるとの話。

例えば、発達障害がある人…という方で、ラベリングされたら、あの人は、発達障害だから、こうなんだああなんだとと色々結び付けられるのです。そうするとその問題がある人と意味づけられてしまう。自分もすっかりそう思ってしまう。・・・それは、人から力を奪ってしまうということにつながります。何も、そんなことをする必要は、ないのだと思うのです。内在化で、定義することで、その人の事よりも、問題に目が行く…そして、そのそこにいる人を見失うことになる。人をみないで、その人の問題ばかりを見ることになるのです。

REBTとも大きく関係していると思うのです。何故なら、rebtでもイラショナルビリーフは、あなたではない…。単なる考えであると考えるからです。外在化することで、心の余裕を作れるとするとそれは、光明であると考えるのです。

 

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