溝井伸彰のブログ

コロナウィルスの今こそイノベーションの機会。

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ここ数ヶ月。世の中のイノベーションの動きが目に付くようになってきました。これは、コロナウィルスの状況の中で苦肉の策で様々な新たな取り組みが出てきていると言う事です。

私の知人のあるエア遊具のレンタル会社さんは、エア遊具の技術とノウハウを生かして検温ゲートの開発を行い、レンタルだけでなく、販売を始めました。

私のクライアントのあるルートセールス主体の会社で進めているのは、お客様にzoomの使い方を覚えていただき、withコロナ、afterコロナの中で、営業効率を上げつつ、ガソリン代や車両費の節約に取組み始めています。

又、ある飲食店では、既存客を中心に、5000円もする高級弁当の販売を行い、売上の減少を10%に抑えていると言います。コロナだからって、美味しいものを食べたいというニーズはなくならないし、みんなが収入減になっている訳じゃないかも知れません。

今、先の見えない中で必死で、需要を開拓しようという商人魂、経営者魂を発揮している中小企業の経営者、個人事業主の皆さんが居ます。

変化は、新たな需要を作り出すのです。だから、ピンチと同時にチャンスもめぐってきていると考えるとよいのだと思うのです。

シュンぺーターは、イノベーションを新結合と言っています。シュンペーターは、これらの新しい何かを生み出すために『5つの新結合』を提唱しています。
 
1.新しい財貨(製品)
  ・消費者がまだ知らない製品、または品質など。
2.新しい生産方式
  ・新しい生産方式や取扱い方法など。フランチャイズ方式なども含まれる。
3.新しい販路の開拓
  ・従来の販売先ではない先など。
4.原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得
  ・原料や半製品の新しい使い方など。
5.新しい組織の実現
  ・古い企業ではなく、新しい企業の出現など。

新しいもの同士の組み合わせでなくても良いのです。古いもの同士の組み合わせでも良いのです。そして、最も遠いもの同士の組み合わせこそ、大きなイノベーションを生むと言っているのです。また、シュンペーターは、経験主義がイノベーションを阻んでいると言っています。新しい取り組みは、経験していないからこそ、価値があるのです。

100%の成功でなくていいのです。50%の可能性を感じたら、まずは、一歩、半歩進んでみましょう。それによって、少しずつ先が見えてきます。

こんなときこそ、様々な組み合わせ、そして新しい需要に目を向けてみませんか?

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