• 企業向けカウンセリングとその必要性
  • 企業におけるカウンセリングの必要性は、高まっています。ストレス社会と言われて久しい現在、企業を取り巻く環境の変化は、非常に大きなものがあります。その中で、トップはもとより、従業員の方々には、大きなストレスがかかってきます。その中で、鬱病の発症、心身症の発症など様々な問題が、個人を襲います。それによって、長期休業を余儀なくされる従業員の方もあります。
  • 当事務所では、その様な所謂、マイナスの状態から、プラスの状態に持っていくカウンセリングは、もとより、更に進んだ形のカウンセリングとして、ポジティブ心理学に基づいたカウンセリング(プラスを更にプラスの状態に持っていくカウンセリング)まで、幅広い心理相談に応じております。
  • カウンセリングと言うと、病気の方が受けるものと言う印象が強いのですが、本来のカウンセリングは、広く一般の方を対象とするものです。病気の方を対象とするのは、むしろセラピーと言われます。カウンセリングは、カウンセラーが、対話を通じて、クライアントの気づきを導出し、ちょっとした悩みから人生の悩みをその方が自ら解決する手伝いを行うためのものととらえていただけると宜しいかと存じます。「ちょっと気になることがある」に始まって、「最近、イライラすることが多くて・・・」「自分の可能性を切り拓くために・・・」「パフォーマンスを発揮するために・・・」「モヤモヤするので、整理したい・・・」等々様々な理由で、様々な方がいらっしゃいます。
  • 当事務所では、相談なさられる方の、秘密を保持し、トップマネジメントから、一般社員の方々、パートタイマーの方々まで様々な方を対象にしております。
  • 仕事関係の悩み
    • 仕事上の人間関係の悩み。
    • 思うようにパフォーマンスを発揮できない。
    • 仕事への着手が遅い。
    • 上司との関係、部下との関係が上手くいっていない。
    • 仕事が続かない。どこに行っても転職を考えてしまう。
  • プライベートな悩み
    • 家族関係の問題
    • 仕事の子育ての両立に悩んでいる
    • 夫婦関係が上手くいっていない。
    • 友人関係の悩み
  • その他の悩み
    • 劣等感、コンプレックスにさいなまれている。
    • 真面目に本音を話したいけど聞いてくれる人がいない。
    • 少しだけモヤモヤした気持ちがある。
    • 気持ちを前向きに変えたい。
    • 過度の緊張。
    • プレッシャーに耐えられない。
    • ネガティブに考えてしまい。落ち込みがち。
    • 何をしても自信が持てない。
    • なんとなく周りと上手くやっていけない気がする。
    • 何をやっても、充実感、幸福感が得られない。
    • 手応えのない人生を過ごしている感じがする。
    • 何をしても上手くいかない感じがする。
    • 苦手なことを克服したい。
    • 一つのことが長続きしない。
    • 自分を肯定的に捉えることが出来ない。
    • 将来に不安がある。

※心療内科、精神科に通院されている方は、お受けできない場合がありますので、ご承知ください。

■カウンセリングとは、何か?

「カウンセリングとは、言語的及び非言語的コミュニケーションを通して、行動の変容を試みる人間関係である。日本に論理療法(REBT)を初めて紹介した国分康孝先生の定義です。

カウンセリング(心理療法)には、いくつかの技法があります。

一つ目は、精神分析(ジグムント・フロイト)による精神療法の流れをくむもの。

人間の精神生活の大部分が無意識的であると考え、人間の心の無意識的な部分は、苦痛や葛藤が生じそうになるのを避ける為に抑圧した記憶や思考感情を含んでいる。又、我々の感情の問題は、幼少期の経験に起源すると考える事を基本としており、無意識の意識化によって感情的問題を解決するという内容のものである。自由連想法がその主要なものであり、カウチにクライアントを寝かし、カウンセラーは、クライアントから見えない位置に座り、クライアントが思いついたことを話し、カウンセラーは、それを伝え返し、それによって、無意識下にあるものを意識化するという手法を取ると言われています。現在では、そのような方法は、殆どとられていませんが、その考え方をもとにして、カウンセリングをしていると言われます。

二つ目は、パーソンドセンタードアプローチです。

現在では日本のカウンセリングの中心的存在です。カールロジャースにによって、創始されました。日本語では、来談者中心療法と呼ばれています。現実と自分の理想を一致させるためのカウンセリング手法(自己一致)です。人間は、自己一致する力を持っているという考え方を基礎として(これを自己実現傾向と言います。)この自己実現傾向を活かして、自己一致を目指す心理療法です。ロジャースは、無条件の肯定的関心、共感的理解、誠実性(自己一致)の三つを基礎にして、カウンセリングを行う事を提唱した。特徴としては、相談者の話を共感しながら傾聴し、クライアントの自己一致を目指します。非指示的で、相談者の話を聴き、伝え返しをしたり、カウンセラーの気づきを伝えたりします。

三つめが、認知行動療法です。

認知行動療法は、アルバート・エリスのREBT(論理療法)、アーロン・ベックのCT(認知療法)、ドナルド・マイケンバウムの自己教示訓練法などの総称です。「認知」に焦点をあてることで発展してきた心理療法の技法を指します。認知行動療法は、フロイトの精神分析、カールロジャースのクライアント・センタードなどと比較して、短期的に成果を上げることが出来ると言われているカウンセリング技法です。感情は、直接的には、変えることは、出来ない訳ですが、思考(認知)を変えることによって、結果的に感情を変えることをめざします。そのメカニズムは、REBTの原理のコーナーをご覧ください。

その後も、カウンセリングの技法は、発展を続け、現在では、様々な技法があります。

溝井&パートナー経営コンサルティング事務所のカウンセリングサービスは、認知行動療法のひとつであるREBTを中心的な技法としながら、折衷主義(適切に相談者の方の状態に応じた技法を用いて)で、サービスを提供しております。日本で唯一のREBTの学会である日本人生哲学感情心理学会のREBT心理士、REBT心理士補が、担当しますので、ご安心いただけます。

■ REBT(論理療法)
アルバート・エリスが創始したREBT(論理療法)は、人は、起こった出来事によって悩むのではなく、その受け取り方によって悩むのであるという考え方を基礎とした心理療法です。
エリスは、当初、フロイトの精神分析で、様々なセラピーを行っていたようですが、その効果を疑問視し、自分のライフワークであった哲学を活用して、みずから、REBTを開発しました。それだけに、REBTは、短期療法としての効果を発揮しやすい心理療法と言えます。
又、REBT(論理療法)は、認知療法と共に、認知行動療法のルーツであり、認知行動療法の片翼を担う心理療法でありもあります。昨今、認知行動療法はうつ病治療のほか、様々な分野で短期的に成果を上げる心理療法として、知られていますが、REBTの効果は、所謂、病気と認定された方の回復を図るだけではなく、パフォーマンスを上げたいと考えるビジネスパーソンや自己実現を図りたいと考えるすべての方々の目標を助ける働きをします。

■REBTのメカニズム

ある出来事があったときに、人は、それをきっかけにして、感情的な惑乱を起こします。又、惑乱とまでは、行かなくとも、パフォーマンスが落ちることがあります。但し、REBTでは、その原因をその出来事に求めずに、その出来事に対する受け取り方(認知:ビリーフ)に求めます。例えば、上司から叱責を受けた時に、落ち込んでしまって、モチベーションを失ってしまう方もいれば、「上司は、自分の為に言ってくれている」ととらえて、一旦は、嫌な気分になっても、そこから反省をして、それを自分の中に取り込んで成長していく人もいます。
つまり、同じ出来事があっても、とらえ方によって、まったく逆の感情を生じさせるものです。受け取り方によって、全てが変わると言う事が言える訳です。
REBTでは、その二種類の受け取り方を理性的な信念(ラショナル・ビリーフ)と非理性的な信念(イラショナル・ビリーフ)に識別して、イラショナルビリーフをご一緒に吟味して、それに対する納得がいったなら、ラショナル・ビリーフを作り上げ、それを定着させることを繰り返し実施します。
それをすることによって、パフォーマンスを低下させ、感情を惑乱させていた原因を取り除くことによって、楽しみながら、成果を思い切り追求する集中力が発揮される態度を身につけます。

■ 担当カウンセラー
■ 溝井伸彰(REBT心理士・中小企業診断士)
溝井&パートナー経営コンサルティング事務所 代表。これまで、ビジネスマン、経営者などを中心に二百名以上のカウンセリングを実施。人の可能性、組織の可能性を最大化するためにREBTを駆使して、カウンセリングを実施しています。日本で唯一のREBTの学会である日本人生哲学感情心理学会の東京支部世話役でもあります。元々、コンサルタントとして、企業様の問題解決に取り組んでいた経緯もあり、REBTを活かした組織開発プログラムを開発、実施しております。人と同様組織にもイラショナルビリーフ(非理性的信念)があり、この非理性的信念を解消し、それをラショナルビリーフ(理性的信念)に変えることで、人と組織のパフォーマンスを上げることをライフワークにしています。中小企業大学校などで、講師を務めています。
■ 溝井瑞穂(REBT心理士補・CCC本科、専攻科卒業)
CCC(キリスト教カウンセリングセンター)では、カールロジャースの来談者中心療法を学び、その後REBT心理士補になりました。REBTには、当初懐疑的でしたが、今は、その短期療法のすばらしさに魅了されました。主に女性のクライアントを担当しています。REBTは、折衷主義と言われますが、来談者中心療法の深い傾聴とREBTの短期療法を組み合わせて、ご相談者の役に立っています。

■ 料金  企業様の社員数また、利用頻度に合わせて、お見積りを致します。企業様の福利厚生、また、生産性向上策として、是非ご活用ください。