アルバート・エリスと並んで、認知行動療法を作り上げたとされるアーロン・T・ベック著「認知療法」を読んでいます。
今年の学習テーマを「精神分析」と位置付けて、月一回の学びをしている中で、アーロンベックもエリスと同じく、元は、精神分析家として、仕事をしていて、そこから認知療法を見出したというくだりが、本当に面白く、知的好奇心をくすぐってくれるので、本当に面白く、読んでいます。
精神分析は、問題になる事があると、すぐに無意識の問題と決定づけ、「意識できる意味」を見ない。行動療法も同様に、意識できる意味を考えずこちらは、条件付け理論の考え方をする。
この「意識できる意味」とは、無意識ではなく、自覚できる「意識」レベルにある意味=受け取り方=認知のことを指していて、この「認知」の存在に気がついたアローンベックさんの興奮が伝わってきます。
「私たちは、巨人の肩の上に乗って、未来を見ることが出来る」と言う事を感じながら読んでいます。
先人の知恵に学ぶ事は、大切だなぁと考える日々です。