イノベーションと企業家精神

地方企業でも今すべきこと。コロナ対策。

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昨日某県のクライアントさんとzoomで終日コンサルティングを行いました。

気がついたことを書きます。

  • コロナに対する認識がまだまだ甘い状態がありました。
  • 具体的には、該当するエリアでのコロナ感染が分かった方は、十数名であるために対岸の火事と言う認識が消せていませんでした。地方でも、これからコロナウィルスがかなりの確率で、広がるという認識で今最悪を想定したシミュレーションを実施することが重要です。このシミュレーションは収支のシミュレーションです。社長一人でではなく、幹部と一緒に行う事で危機感を共有できるはずです。
  • その上で、対策として考えられることを行う必要があります。
  • 財務面では、売上が激減しても、少なくとも6か月程度は耐えられる資金調達を実施すること。これは、早急に行った方が良いです。流行が本格的になってからでは、かなり混みあう事が想定されます。融資の実行まで時間的に掛かることも想定したほうが良いです。
  • その上で段階的に雇用調整助成金の活用のタイミングを考えます。
  • 可能なコスト低減策をこの際、思い切って始めましょう。収益につながっていないコストを思い切り削減しましょう。今は、非常事態です。だから出来るゼロベースの予算組みをしましょう
  • 更に、コロナの本格的流行に備えて、今できることを実施します。具体的には、顧客に対するzoom 導入の促進などです。ITの知識が薄い方の場合、手間取ることも考えられます。
  • 又、zoomは、セキュリティの甘さが指摘されていますが、この記事が参考になります。
  • 得意先が、小規模企業である場合は、同様の対策を講じるようにアドバイスを実施します。
  • 私は、ここ一週間殆ど外に出ていませんが、zoomで、人と話をしているので大きなストレスを抱えないで済んでいます。このことから考えると本格的にエリアで、流行し始めた時、お互いの状況を話し合うだけでも、少なくともストレスの緩和にはつながります。今準備をしておくことは、それ以外にもzoomでの営業手段を確保することにもつながります。
  • 流行に入れば、地方でも緊急事態宣言か出される可能性は、高いのです。自社と同業はどうなっているのか、全国ベースのニュースなどをを見れば、参考になります。そうなる前に対策する必要は高いはずです。
  • 又、緊急事態宣言がなされた時に最も大事なことは、顧客や顧客企業の不安解消に努められる対応を極力します。それがアフターコロナの対策に通じます。融資、雇用調整助成金、コストダウンなどの知識を社員が持っていると役立ちます
  • 共に考えてくれる人がいれば、人は希望を持つことが出来ます。この時にこそ、商道精神を発揮しましょう。
  • 現在収益性をある程度確保している企業は、大丈夫です。この危機を乗り越えた時に顧客企業が頑張っていれば、同じように収益を得ることが出来るのですから…。現在収益性が低い企業もこの機会にアフターコロナを考えれば、思ってもみないコストダウン対策を考え付く可能性があります。とにかく今は、生き残るための資金を調達して、コスト削減して、流行の危機に備えるべきです。
  • 協力してこの危機を乗り越えましょう。

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