ひとときの独り言

自分を知ること。~REBT的ライフラインの勧め~

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ライフラインと言う方法で自分のことを深く知る事が出来ます。自分を知ることは、本当に大事なことです。

下の図を見て下さい。

  1. 横軸は自分の年齢をとります。縦軸は自分の幸福度を置きます。例えば、15歳は、幸せだった人は、+の方に点を置いて、22歳の時に何か出来事があってと言う場合には-の位置に点をつけて

    ライフラインのシート

    …という形で、ライフラインの曲線を作ります。これは、客観的に書くというよりは、主観的にあくまで自分にとっては、どうだったのかで点を打っていく事がポイントです。例えば、社会的にすごく活躍していた時期でも幸せではなかったと感じられる場合には、マイナスの位置に点をつける訳です。高さ深さは、その時の幸福感の高さ、低さにマッチした形にポイントを打っていきます。

  2. そして、その後に、この図に、その時何があったのかを記載していきます。出来事ですね
  3. マイナスになった原因は、どういうものか…プラスになった原因はどういうものか。ここは、出来事だけ出なく、自分は、それをどうとらえていたのかと言う事を考えながら記載します。ここは、REBT的に自分のビリーフはなんだったのだろうかと考えると言う事ですね。
  4. そこまでできたら、マイナスの位置からプラスの位置に曲線が上向きになった、逆にプラスの位置からマイナスの位置になったのは、それぞれどういうきっかけだったのかを書き入れます。
  5. 最後に自分のことについての気づき記載します。すると、自分自身の特性に気がつくことが出来ます。

昨日自分のライフラインを書いて、感じたのは私は若い頃、人に左右されていたと言う事です。でも、最近は、出来るだけ人の評価を気にしないようにしています。それは人は、所詮、他者であって自分の人生は自分の判断で歩むことが大事と考えているからです。。独立してから一貫して幸福感の高い自分の姿が描き出されました。

競争社会と言われます。しかし、競争に夢中になって、そこに引き込まれ、「自分を見失いそうになった」過去の自分を思い出しました。自分自身がどうなのか、「その時々の自分」と「本来の自分の在り方」比較して、「それでよし」と思うのか、「違う、変えた方が良い」と感じるのかその違いを埋めることが本当は重要なはずです。

コンサルタントとして、競合相手にフォーカスし続ければ、自分を見失う事が多い、それよりは顧客を見る…これを顧客フォーカスと言いますが、それこそ大事です」と話をすることがあります。

なぜなら、競合フォーカスにとらわれ過ぎると、自社が本当に提供したい価値が分からなくなるらです。しかし、顧客フォーカスでは、「自分がお客様に対してどうしたいのか、どういう価値を提供して喜んで欲しいのかと言う貢献の視点が見えてくるからです」…そうした価値に基づいて自社を見直していく想いがしっかりとあるからです。つまり自分の起点がそこにはっきりあるからです。

「競争に勝つ」「評価を上げる」これも大事です。…しかし、それで自分を見失ってしまったら何を得ることが出来るのでしょう。落ち着いて仕事が出来なくなってしまうかもしれません。いつも、評価だけが気になってしまうのではないでしょうか。そして、そういう努力をしたからと言って、実際に競争に勝てるか、評価が上がるかと言うと、それを保証するものは何もありません。だから、やはり自分起点でものを考える必要があると思うのです。

昨日自分のライフラインを描いて、自分との対話をして、人がどう思うかではなく、やはり自分が今の自分についてどう思うかが大事だと感じました。

どうぞ、皆様もライフラインを描いてみて下さい。外出自粛でたまったストレスも自分との対話で解消されるかも知れません。役に立つコーピングになるかもしれませんね。

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